みなさまの多大なるご支援を得て、私が市長に就任したのは平成21年でした。この時期は「リーマン・ショック」に端を発した経済危機が、本市の経済や雇用にも暗い影を落としている時期でありました。そうした中にあって、私は市民のみなさまに、「大転換のとき、希望を持て、覚悟を決めよ」と呼びかけ、目の前の課題をひとつひとつ克服しながら、ともに前に進んで行くとの決意を持って、市政運営にあたってきました。
この間、秋田の玄関口である秋田駅前や中心市街地は活気づき、にぎわいを取り戻しつつあります。東口にはアリーナや学生マンション、西口には地元テレビ局の本社やCCRC施設が建設され、さらに秋田市文化創造館やあきた芸術劇場、そして複数のマンション建設も予定されるなど、一層のにぎわい創出に期待が高まっています。
この流れを引き継ぎ、今後、市民要望の高い「持続可能な公共交通の確立」や「若者にも魅力あるまちづくり」などに取り組むほか、アフターコロナを見据えた未来志向のまちづくりとして、民間との協働のもと、卸売市場の再整備や新スタジアムの建設を進めてまいります。
また、令和2年は、市の人口流出の傾向に歯止めがかかり、社会動態は増加に転じました。今後は、人口減少を食い止め、増加に転じさせるためにも、自然減を少しでも減らす対策が重要です。引き続き、第1子からの保育料無償化や、子どもの医療費負担の軽減、放課後児童クラブへの助成の拡充など、子どもを生み育てやすい環境づくりに努めます。
新型コロナウイルスとの闘いという、時代の「大転換点」に直面している今、私たちには、改めて明日への「希望」を持ち、強く「覚悟」を決め、ピンチをチャンスに変えていく「行動」が求められています。
私は、3期12年の市政運営の経験を生かし、さらに強いリーダーシップを発揮しながら、市民のみなさまとともに一歩ずつ前へ進み、この難局を乗り越えてまいります。そして、このコロナ禍において、市民の命とくらしを守り抜いていく覚悟です。
「いま その先へ」。未来が見えるまちづくりの実現に向け、市民のみなさまとともに実行してまいります。
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