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新たな一歩、さらなる飛躍。

明けましておめでとうございます。本年がみなさまにとって、心穏やかで健やかな一年となることを心からお祈り申し上げます。

まずは、新年早々うれしいことがありました。宝島社の住みたい田舎ベストランキング、人口20万人以上のまちランキングにおいて、「若者世代・単身者1位」「子育て世代2位」、総合でも、下関市や松山市に次いで3位との発表がありました。こうした結果は、これまで住みよい秋田市を作るために取り組んできたことが評価されたものと捉えております。

さて、今年の目標について、3つの点を申し上げます。

まずは、災害に強いまちづくりを一層進めたいと思います。一昨年の大雨では6,000棟を超える浸水被害がありましたが、昨年4月に県と市で策定した「内水被害等軽減対策計画」が全国で初めて国から登録されており、県の河川改修に合わせ、本市としても排水ポンプやフラップゲート、貯留機能を備えた雨水幹線の整備を加速して進めてまいります。同時に、豪雨災害の教訓をいかし、たとえ災害があっても安全・安心な暮らしを守れるよう、地域防災計画を見直しし、対応を強化していきたいと思います。

2点目は、人口減少対策について、子どもを生み育てやすい環境づくりを一層進めます。平成17年の合併により、約33万人であった本市の人口は、一昨年に30万人を割り込みました。これは社会動態よりも自然動態の減少による少子化が大きな原因であります。これまで、所得制限はあるものの第1子保育料無償化を実施したほか、高校生年代までの全員を子ども福祉医療制度の対象としました。また、妊娠から子育てまでのワンストップ相談窓口である秋田市版ネウボラを保健所内に設置していますが、昨年、「笑顔あふれるこどものまち」を宣言し、子ども家庭センターの新設など相談支援体制の充実・強化を図ったころであります。今後は、なお一層の子育て支援に向け、まずは小・中学校の給食費無償化や子どもの屋内遊戯施設の整備などを行いたいと考えています。

3点目は、人口減少下にあっても持続可能なまちづくりを推進します。中心市街地では、第2期中心市街地活性化基本計画のもと、様々な事業が実現し、あきた芸術劇場ミルハスの開館などと相まって、駅前におけるマンション・ホテルの建設が進み、中心市街地の人口が増加となりました。昨年は、千秋美術館のリニューアルオープンや千秋公園大手門の堀遊歩道が供用開始となり、今年は、現在改築中の佐竹史料館が10月に開館予定であることから、芸術文化ゾーンのさらなる充実などにより、一層のにぎわい創出に努めてまいります。一方で、外旭川地区のまちづくりは、新スタジアム整備が八橋に決まったこともあり、令和7年度中には基本計画を見直ししていきたいと考えています。

最後に、今年は、市政推進の基本方針である次期総合計画の策定に取り組む重要な年であります。人口問題や気候変動、世界情勢、物価上昇など、本市を取り巻く環境は目まぐるしく変化していますが、今年の干支である乙巳(きのと・み)は、「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」とされております。本市としても、様々な課題や困難に柔軟に対応し、これまでの取組が実(巳)を結んでいく、そんな一年にしたいと思います。

本年がみなさまにとって「みのり多き一年」となることを祈念します。どうぞよろしくお願いいたします。